変化に富む色彩、花言葉も多種多様。ポジティブな方から見ていきましょう。
〈花言葉〉
ポジティブな花言葉・・・元気な女性、辛抱強い愛情、一家団欒、家族の結びつき、謙虚。
マイナスな花言葉・・・移り気、浮気、冷淡、あなたは美しいが冷淡だ、高慢・無情、高慢。
色の違いは?・・・酸性が強いと青みがかり、アルカリ性が強いと赤みがかります。
●日本では青色や青紫色の紫陽花が多く、ヨーロッパやアメリカでは、赤紫色やピンク色の紫陽花が多いという傾向もあります。
〈誕生花〉 5月3日、 6月1日、 6月3日、 6月14日、 6月17日、 6月19日、 6月26日、 6月29日、 7月1日、 7月13日(ガクアジサイ)、 9月18日、
〈色別花言葉〉
●ピンク&赤紫色・・・元気な女性
●白・・・寛容
●青色・・・忍耐強い愛
●ガクアジサイ(原種)・・・謙虚
〈開花時期〉 5月~7月
〈花の色〉 赤、ピンク、白、紫、青
〈分類〉 アジサイ科、 アジサイ属
〈別名〉
シヨウカ(紫陽花)、アヅサアイ(集真藍)、ヨヒラ(四片、四葩)、シチヘンゲ(七変化)、ハッセンカ(八仙花)、オタクサ、ハイドランジア、トモクサ、シモクサ(止毛久佐)。
〈原産地〉 日本
●紫陽花の原産地は日本ですが、よく見る丸い紫陽花は、ヨーロッパで品種改良されたセイヨウアジサイです。
●実は、紫陽花の花びらに見える部分は萼(ガク)で、中央の丸い粒々が本来の花です。
紫陽花の咲き方には大きく2種類あり、中央の花を囲むように咲く「額咲き」と、ブーケのように丸く咲く「手まり咲き」があります。
〈名前の由来〉
●紫陽花は「藍色が集まったもの」という意味の「あづさい(集真藍)」から名付けられたと言われます。
●また英名のハイドランジア(Hydrangea)は、ギリシア語の「水の器」が語源で、よく水を吸う事からきています。
●「オタクサ」という別名・・・ドイツの医師フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトには、楠本滝(通称「お滝さん」)という愛人がいました。「お滝さん」の名前に因んでオタクサと呼ぶようになったそうです。
〈花言葉の由来〉
●元気な女性・・・フランスでの花言葉です。ヨーロッパではアルカリ性の土壌が多く、赤やピンクに色づきやすいんです。フランスでは、紫陽花の開花シーズンはカラリとしてとても過ごしやすい、穏やかな季節。
赤やピンクなどの可愛らしい色の花+気持ちの良い気候=元気な女性 というイメージで、この花言葉がつけられたと言われています
●移り気・・・咲き始めは薄緑→白→青紫や赤紫へと変化するところからきているそうです。
〈梅雨時はご注意〉
●実は紫陽花には「毒」があります(毒成分は明らかではない)。
実際にお料理に添えられていた紫陽花の葉(例えばだし巻きタマゴの下に飾りとして敷いてあった)を食べて食中毒→病院というケースがあり、厚労省も注意喚起を促しています。
●シソの葉とよく似ているので勘違いして食べてしまう事もあるそうです。
・・・食後30分~40分後に嘔吐、めまい、顔面紅潮などの症状が出る。いずれも重篤には至らず、 2 ~ 3 日以内に全員回復。飲食店や居酒屋さんで飾りとして出て来る場合がありますが、ご注意下さい。
〈水やりなど〉
●アジサイは乾燥を嫌います。鉢植えは、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るほどたっぷり水やりをしましょう。夏は朝と夜の2回、土を観察してください。ただ、カシワアジサイなど過湿を嫌う品種は、土の表面がしっかり乾いてから水やりをします。
●地植えに水やりは不要です。ただ、日照りが続いたときや日がよくあたる場所など乾燥しやすいところは、株の周りにワラや腐葉土を被せて乾燥を遅らせ、保湿性を高めるのがおすすめです。
●病気にかかりにくい植物ですが過湿や雑菌が多いと病気かかることがあります。殺菌剤を定期的に散布しておけば、予防は可能です。また、定期的に剪定して風通しをよくしておくことも予防につながります。病気にかかった部分があれば、すぐに切り取って処分し、切り取った部分に殺菌剤をまきましょう。
丈夫なので少々切ってもまた元気に花を咲かせてくれます。
〈花の色分けにチャレンジ?〉
●花を青色にしたいなら、土を酸性にします。青色のアジサイの土は市販されているので、鉢植えならそちらを利用してもかまいません。地植えで初めて庭土を耕すなら、庭土5:腐葉土3:ピートモス2の割合で混ぜて耕し、2週間ほど寝かせておきましょう。
●ピンク色なら、土をアルカリ性にします。赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土に、一握りくらいの苦土石灰を混ぜて2週間ほど寝かせます。雨によってアルカリ性が薄まるので、同じ量の苦土石灰を春先になったら加えてください。ただ、日本の雨は酸性で、土壌は酸性にかたむきやすくなっています。
●アジサイの苗を植える適期は、3月~4月か9月頃です。苗は1年中購入できます。
●アジサイの庭植えの場合は植える場所が大切です。風通しがよすぎると、冬の冷たい風で新芽が出てこない「芽飛び」という現象が起こります。また、西日が当たる場所では、葉焼けや水切れを起こして枯れる恐れがあります。午前中は日光が差し込み、冬に冷たい風が当たらない場所を選ぶとよいですよ。
上手くいくといいですね、紫陽花が褒めてくれるか?楽しみです。
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