葉牡丹(ハボタン)、
花言葉・・・愛を包む、慈愛、祝福、利益、物事に動じない。
お花の少ない季節に彩りを添えてくれる葉牡丹、おめでたいお正月に活躍します。あなたのお部屋・お庭にも。
誕生花 | 11月27日、12月4日、12月30日、 |
花の色 | 黄色 |
葉の色 | 白、ピンク、赤、紫、緑、など |
開花時期 | 葉の色づき・・・11月~3月。 花・・・3月~5月 |
花もち期間 | - |
分類 | アブラナ科、 アブラナ属 |
和名の別名 | 牡丹菜(ボタンナ)、阿蘭陀菜(オランダナ)、ハナキャベツ |
英語の別名 | 「Flowering kale(花のようなケール)」、「Ornamental kale(観賞用のケール)」、「Ornamental cabbage(観賞用のキャベツ)」 |
原産地 | ヨーロッパ |
1年、多年? | 1年草として扱う事が多いですが、多年草として育てる事も出来ます |
〈名前の由来〉
●葉牡丹(ハボタン)・・・重なり合った美しい葉をボタンの花に見立てて名付けられました。
●多年草として育て、枝を伸ばしてその先に花を咲かせることも可能で、「踊り葉牡丹(おどりはぼたん)」とも呼ばれます。
〈花言葉の由来〉
●「愛を包む」、「慈愛」、「祝福」などは、中心の花(赤ちゃん)を包み込む葉に由来していると言われています。・・・葉っぱを1枚1枚むいていった中に幼い芽や花がある性質に由来するようです。
●利益・・・中国三国時代の政治家で軍人であった諸葛孔明(ショカツ コウメイ)が行く先々の戦場でキャベツを栽培して兵士の食料にしたという故事に由来するといわれています。
〈お正月に飾られるのは?〉
●本家?の牡丹がそもそも縁起のよい植物でその花姿に似ているためです。旬の時期も似ています。
●昔は「牡丹」を飾ることでお正月を迎えていましたが、丈夫で育てやすく、安価な「葉牡丹」にも人気が集まり、普及して江戸の頃から正月用飾りとして親しまれているそうです。
〈葉牡丹は牡丹の仲間?〉
●姿は牡丹に似ていますが、キャベツの仲間です。(時々葉牡丹が美味しそうに見えたのは本能のせいだった様です(^^;))
●ヨーロッパ原産のキャベツを観賞用に改良されたものです。
●低温にさらされると、葉が美しく発色するように品種改良されてきました。
育て方
●アブラナ科の植物なので、アブラムシやアオムシといった害虫がつきやすいので、植え付け前にオルトラン粒剤やアファーム乳剤の1,000倍希釈液などの殺虫剤を用意しておくと発見した時にすぐに対処できるので安心です。
〈苗〉
●色付いた苗が10月末ごろから出回ります。
●葉の数が多く、巻きのしっかりしたものを選びましょう。
〈場所〉
●日当たりと風通しの良い、水はけも良い場所で、肥沃な土に植えて下さい。
●植えつけは10月~12月頃が適しています。葉牡丹は5度以下の気温になると根ばりが悪くなるので、この時期より遅くに植え付けないように注意して下さい。
●弱酸性の土を好みます。市販の培養土でも大丈夫です。
●小さいタイプの葉牡丹の鉢用の土は、赤玉土(細粒)がお勧めです。
●庭植えの場合は、日当たりのいい場所を選んで、苗よりも一回り大きな穴を掘りましょう。
●お庭で大きい株を植える場合は、株同士の間隔を30cm~40cm、小型であれば20cmほど空けて植えて下さい。株同士の葉が触れない程度に間を空けるといいです。
〈水やり〉
●お庭も鉢植えも、植えつけた後はたっぷりと水をあげましょう。
●鉢植え・・・苗を植え替えた後であれば、2週間ほどは土が乾かないように水やりをして下さい。しっかり根付いてからは、土の表面が乾いたら水をたっぷりと与えるようにして下さい。(不安だからと毎日お水をあげる必要はないです、「土が乾いてからあげる」というメリハリがある方が元気に育ってくれます)
(葉牡丹、ビオラ、左上は白妙菊(シロタエギク))
●地植え・・・植え付けから2週間以降は、基本的にお水は不要です。ただ乾燥が続いて雨が降らない時にだけ水をあげましょう。
〈肥料〉
●肥料は生長期のみ緩効性化成肥料を1ヶ月~2ヵ月に1度置肥して下さい。
●窒素分の多い肥料を与えると、株の中心部がへこんだり、葉の色が悪くなることもあるので注意して下さい。
●葉が色づき始める10月以降は、肥料を与えなくて大丈夫です。
・・・この時に肥料を与えてしまうと、葉がきれいな色にならないのでご用心。
●ミニ葉牡丹の肥料は、薄めた液体肥料を少量与える程度にしましょう。
〈越冬〉
●葉が凍ると傷むので、夜間は霜よけのビニールをするか、霜のかからない軒下に置いてあげましょう。
今から育てていくと、これからお正月にかけて楽しみになりますね。
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